車のキズ検査

研究概要

カーシェアリングやレンタカー,中古車販売業などを対象にした車の外観自動検査の研究です.固定式・移動式のキズ検査装置や,3次元計測による凹み検査の研究を行っています.

背景と目的

無人で車の貸出,返却が行われるカーシェアリングでは,車についたキズや凹みの責任の所在が曖昧になります.

そこで,貸出,返却時に車両外観を自動検査できるシステムの開発を行っています.

将来的にこの技術は,カーシェアリングだけでなく,レンタカー事業や中古車販売業などにも利用できると考えています.

アプローチ

 

車についた大きな凹みは3次元計測で,小さな凹みやキズは2次元画像処理で検査します.

また,固定式の検査装置だけでなく,自走式の検査ロボットの開発も進めています.

文献情報
  • 浅井 航太,田口 亮, 服部 公央亮,保黒 政大,梅崎 太造,「車両全周検査のためのキズ検査手法の開発」,第36回 日本ロボット学会学術講演会,3J3-08(2018)

  • 村瀬 智光,Yu Qiyue,田口 亮,保黒 政大,梅崎 太造,「カーシェアリングにおける自動車の自動外観検査システム」,精密工学会誌,80 巻,12 号,pp. 1102 - 1108(2014)[PDF]